GASでスプレッドシートの文字の折返しを配列で設定するには「setWraps(isWrapEnabled)
」を利用する。
setWraps(isWrapEnabled)
単語のラップポリシーの長方形グリッドを設定します(この範囲のディメンションと一致する必要があります)。折り返しを有効にしたセル(デフォルト)は、コンテンツ全体を表示するためにサイズ変更されます。折り返し機能が無効になっているセルは、サイズ変更や複数行の実行なしに、セルにできるだけ多く表示されます。
https://developers.google.com/apps-script/reference/spreadsheet/range#setwrapsiswrapenabled
スプレッドシートの文字の折返しを配列で設定するGAS実行の様子
setWraps(isWrapEnabled) メソッドを利用して、スプレッドシートの文字の折返しを配列で設定するGASを実行してみました。
setWraps(isWrapEnabled)を実行することで、
- 任意セル範囲(配列範囲)に対して文字の折返しを一括で設定する
といった操作が可能です。
スプレッドシートでテキストの角度を設定する場合は、以下記事を御覧ください。
スプレッドシートの文字の折返しを配列で設定するGAS
function fontturns(){
//SpreadsheetAppを起動してシートをアクティブに
let ss = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
//シート全体をクリア
ss.clear();
//変数textにテキストを格納
const text = "Spreadsheet.Blue";
//10行・10列にテキストを設置
for(let i=1;i<=10;i++){
for(let r=1;r<=10;r++){
ss.getRange(i,r).setValue(text);
}
}
//変数wrapにBooleanの値を配列で設置
const wrap = [
[true,false,true],
[true,true,true]
];
//変数valに取得したセル値を格納
const val = Browser.inputBox("任意のセル値を入力");
//変数startにss.getRange(val)をA1形式で格納
const start = ss.getRange(val).getA1Notation();
//変数endにss.getRange(val).offset(1,2)をA1形式で格納
const end = ss.getRange(val).offset(1,2).getA1Notation();
//変数rangeに折り返し範囲を設置
const range = ss.getRange(start+":"+end);
//範囲変数rangeをアクティブに・背景を黄色に
//■setWraps()で折返し文字を配列で一括設定
range
.activate()
.setBackground("yellow")
.setWraps(wrap);
}
setWraps(isWrapEnabled)のパラメーター
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
isWrapEnabled | Object[][] | セル内のテキストを折り返すかどうかを決めるラップ変数の 2 次元配列。 |
setWraps(isWrapEnabled)の戻り値
Range - チェーン用の範囲。
スプレッドシートの文字の折返しを配列で設定するまとめ
GAS×スプレッドシートの文字の折返しを配列で設定するならsetWraps(isWrapEnabled)
メソッドを利用しましょう。