GASでスプレッドシートの文字を斜め表示に設定するには「setTextRotation(degrees)
」を利用する。
setTextRotation(degrees)
範囲内のセルのテキスト回転設定を設定します。入力は、標準のテキスト方向と目的の向きの角度に対応します。入力が0の場合は、テキストが標準の向きに設定されていることを示します。左から右のテキスト方向の場合、正の角度は反時計回りの方向になりますが、右から左の方向は時計回りになります。
https://developers.google.com/apps-script/reference/spreadsheet/range#settextrotationdegrees
スプレッドシートの文字を斜め表示に設定するGAS実行の様子
setTextRotation(degrees) メソッドを利用して、スプレッドシートの文字を斜め表示に設定するGASを実行してみました。
setTextRotation(degrees)を実行することで、
- 任意セル範囲(1つのセル)に対して文字を斜め表示に設定する
といった操作が可能です。
スプレッドシートでテキストのラインスタイルを設定する場合は、以下記事を御覧ください。
参照記事:【GAS】スプレッドシートでテキストのラインスタイルを設定する
スプレッドシートの文字を斜め表示に設定するGAS
function fontnaname(){
//SpreadsheeAppを起動してシートをアクティブに
let ss = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
//シート全体をクリア
ss.clear();
//cellにA1形式のセルを格納
const cell = Browser.inputBox("任意のセルを入力してください");
//rangeにss.getRange(cell)を設定
const range = ss.getRange(cell);
//textにテキストを格納
const text = "Spreadsheet.Blue"
//range範囲をアクティブに・textを設定・文字の大きさを20pxに・文字を60度に
range
.activate()
.setValue(text)
.setFontSize(20)
.setTextRotation(60);
}
setTextRotation(degrees)のパラメーター
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
degrees | Integer | 標準の向きと目的の向きの間の希望の角度。 左から右へのテキストでは、正の角度は反時計回りになります。 |
setTextRotation(degrees)の戻り値
Range - チェーン用の範囲。
スプレッドシートの文字を斜め表示に設定するまとめ
GAS×スプレッドシートの文字を斜め表示に設定するならsetTextRotation(degrees)
メソッドを利用しましょう。